2005年 08月 24日
鈴虫の声
鈴虫の声
鈴虫が鳴いています。
帰省のお土産です。
いつからだったか、子どもの頃家にはずっと鈴虫がいました。
涼しくなってくるとひとつ、またひとつと死んでゆきます。冬の間、飼育箱に霧吹きして乾かないようにすると、初夏、また、たくさんの鈴虫が生まれます。
そうして、わたしの家にはずっと鈴虫がいました。
実家から貰ってきたのは、子どもの頃の鈴虫ではありません。
最初の鈴虫たちが毎年卵を産んで死んでゆき、また新しい命が生まれるサイクルを続けている間に、母は病に倒れて数ヶ月入院したり、わたしは大学へ入って家を出たり、そして最初鈴虫を世話をしていた祖母を見送ったり、いろんなことがあったなあ、と思います。
たまに、気温や湿度の状態が悪くて卵がかえらない年もありましたが、ご近所にたくさんおすそ分け(?)していたので、そういう年は分けてもらっていたみたいです。
祖母も亡くなり、わたしたち姉妹も家を出たあと、卵がうまくかえらなかったときから飼うのをやめていました。ご近所でも子どもは親になって、世代も変わって、鈴虫を飼っているところもなくなってきたみたいでした。母も持病のため時々入院したり、孫も生まれて不精娘(わたしです~)の手伝いなんかもあったし。
今回持ち帰ったのは、夏の初めに大阪の叔母が遥々持ってきた鈴虫です。
2日に1度くらい、きゅうりやナスを切って、竹串に刺して与えます。
昔はかつおぶしを入れていましたが、今はちゃーんと‘スズムシのえさ’があるので便利です。ミネラルとかいろいろ入ってて栄養があるみたいです。
持ち帰ってすぐは羽のあるオスが2匹くらいでしたが、その後どんどん脱皮して増えました。脱皮してすぐは真っ白い羽です。
祖母は犬や猫が好きの人でした(ということになっています)。
家では常に犬や猫、1~3匹を飼っていましたが、捨てられた野良にも残りご飯を与えていました。野良が集まってくるので、その頃母はよく愚痴っていました。「ばーちゃんが餌をあげるから…」 今と違うし、田舎ですから、訴訟だなんだはありませんが、ご近所の人みんなが動物嫌いでないとは限らない。陰口をささやかれることもあったのかもしれません。
祖母が亡くなってからは、母が野良に餌を与え、どうしてもどうにもならないコは飼っています。3匹飼っていた犬は今では1匹になり、祖母が懐に入れて育てた猫はたぶん来年くらい成人式です。野良のためにご飯を炊いてやり、外食で残ったものは野良のためにこっそり持参のビニール袋に入れてバッグの中に入れたりしてます。帰省中も近所の人から何度か「〇〇ちゃんとこは(動物が)好きやもんなー」といわれました。
わたしは、出来るだけ近づかないようにしてるかなー
鈴虫にしろ、動物は子どもと違って成長して独立しない、どう転んでも最期まで見取ってやらないといけない、ちょっと自信ないかなー
でも、どうしよもない捨て犬や猫に接してしまうと連れて帰ってしまうかもしれない…母を見てるとそう思います。
祖母の動物好きも、いわゆるペット好きとは違うと思うのです。なんだかよくわかります。
鈴虫の声を聞いていると祖母のことも思い出してきます。
いつからだったか、子どもの頃家にはずっと鈴虫がいました。
涼しくなってくるとひとつ、またひとつと死んでゆきます。冬の間、飼育箱に霧吹きして乾かないようにすると、初夏、また、たくさんの鈴虫が生まれます。
そうして、わたしの家にはずっと鈴虫がいました。
実家から貰ってきたのは、子どもの頃の鈴虫ではありません。
最初の鈴虫たちが毎年卵を産んで死んでゆき、また新しい命が生まれるサイクルを続けている間に、母は病に倒れて数ヶ月入院したり、わたしは大学へ入って家を出たり、そして最初鈴虫を世話をしていた祖母を見送ったり、いろんなことがあったなあ、と思います。
たまに、気温や湿度の状態が悪くて卵がかえらない年もありましたが、ご近所にたくさんおすそ分け(?)していたので、そういう年は分けてもらっていたみたいです。
祖母も亡くなり、わたしたち姉妹も家を出たあと、卵がうまくかえらなかったときから飼うのをやめていました。ご近所でも子どもは親になって、世代も変わって、鈴虫を飼っているところもなくなってきたみたいでした。母も持病のため時々入院したり、孫も生まれて不精娘(わたしです~)の手伝いなんかもあったし。
今回持ち帰ったのは、夏の初めに大阪の叔母が遥々持ってきた鈴虫です。
2日に1度くらい、きゅうりやナスを切って、竹串に刺して与えます。
昔はかつおぶしを入れていましたが、今はちゃーんと‘スズムシのえさ’があるので便利です。ミネラルとかいろいろ入ってて栄養があるみたいです。
持ち帰ってすぐは羽のあるオスが2匹くらいでしたが、その後どんどん脱皮して増えました。脱皮してすぐは真っ白い羽です。
祖母は犬や猫が好きの人でした(ということになっています)。
家では常に犬や猫、1~3匹を飼っていましたが、捨てられた野良にも残りご飯を与えていました。野良が集まってくるので、その頃母はよく愚痴っていました。「ばーちゃんが餌をあげるから…」 今と違うし、田舎ですから、訴訟だなんだはありませんが、ご近所の人みんなが動物嫌いでないとは限らない。陰口をささやかれることもあったのかもしれません。
祖母が亡くなってからは、母が野良に餌を与え、どうしてもどうにもならないコは飼っています。3匹飼っていた犬は今では1匹になり、祖母が懐に入れて育てた猫はたぶん来年くらい成人式です。野良のためにご飯を炊いてやり、外食で残ったものは野良のためにこっそり持参のビニール袋に入れてバッグの中に入れたりしてます。帰省中も近所の人から何度か「〇〇ちゃんとこは(動物が)好きやもんなー」といわれました。
わたしは、出来るだけ近づかないようにしてるかなー
鈴虫にしろ、動物は子どもと違って成長して独立しない、どう転んでも最期まで見取ってやらないといけない、ちょっと自信ないかなー
でも、どうしよもない捨て犬や猫に接してしまうと連れて帰ってしまうかもしれない…母を見てるとそう思います。
祖母の動物好きも、いわゆるペット好きとは違うと思うのです。なんだかよくわかります。
鈴虫の声を聞いていると祖母のことも思い出してきます。
by issyonimakimaki
| 2005-08-24 23:25
グローバルじゃない、ローカルでもない、気ままなあたしの小さい視点で。
by harumaki
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プロフィール
HN: harumaki
岐阜県在住 香川県出身
1960年代生まれ
夫、息子(17)、娘(12)
興味:手作り、庭いじり、
旅行,キモノetc.
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